あんだんてシャンプー通信 No.8
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あんだんてシャンプー通信
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No.6以降、=g防腐にまつわる話”を始め、前回は防腐剤の必要性についてお話しました。No.8の本題に入ります。
防腐にまつわる話 その3 防腐剤は怖いものか? 防腐剤、特にパラベンなどを脅かしの種にする話が多いですが、そんなに怖いものでしょうか? 結論から言うと、健常者にとっては、決して有毒、有害なものではありません。 ただ、お肌の弱い方などでは防腐剤の種類によっては影響がまれに出ることがありますので、注意が必要です。 敏感肌用化粧品などでは旧・表示指定成分になっている防腐剤(パラベンなど)は使用を控えます。 1 防腐剤は有毒、有害物質ではない あんだんてシャンプー通信No、1で書きましたように、日本の化粧品の安全性は世界のトップレベルにあります。 従来の化粧品原料として認められていたものは健常者にとっては問題ありません。 しかし、販売業者のなかにはパラベンなどをまるで有毒物質のように騒ぐ例が後を絶たないのは残念なことです。 技術評論家と称する人でも、パラベンなどの旧表示指定成分が入っている化粧品を買うなと本などに書くので、消費者は不安になってしまいます。 2 防腐剤の皮膚刺激性 全く問題がないかと言えば、そうではありません。 人によっては皮膚障害が起こる可能性がある物資が旧表示指定成分として薬事法に載っていました。 旧表示指定成分を用途別に分類すると約3分の1が防腐剤です。 それだけ防腐剤は皮膚刺激またはアレルギーの原因物質となりやすい面はあります。 詳しくは「お肌の?(クエスチョン)」の“A7*旧・表示指定成分とはなんですか?”をご覧下さい。 従って、敏感肌用の化粧品ではパラベンなどは避けます。 パラベンの代わりにフェノキシエタノール(旧・表示指定成分ではない)を使う方法もありますが、配合量が少し多くなりますので、パラベンよりはベターと言える程度です。 3 防腐剤の代替 何らかの防腐対策は絶対必要ですので、高温殺菌や菌の入りにくい容器、たとえばチアパック、エアレスボトル(*)を使ったり、防腐性能を持つ保湿剤でカバーする例もあります。 脂肪酸エステル、ペンタンチオール、BGなどが使われています。 あんだんてシャンプーでは高温殺菌、チアパックのほかに、食品の日持ち剤として使われている脂肪酸エステルを活用しています。 *チアパックは液が出た分だけ、凹みます。エアレスボトルは液が出た分だけ、瓶の底が上がってきます。ただ、エアレスボトルは高価ですので、シャンプーには使われません。 |